碾割(読み)ひきわり

精選版 日本国語大辞典 「碾割」の意味・読み・例文・類語

ひき‐わり【碾割】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 穀類を臼であらびきにすること。
    1. [初出の実例]「破れ戸の釘うち付る春の末〈越人〉 見世はさびしき麦のひきはり〈芭蕉〉」(出典:俳諧・曠野(1689)員外)
  3. ひきわりむぎ(碾割麦)」「ひきわりめし(碾割飯)」の略。
    1. [初出の実例]「ふるされて檜扇を燃て秋の蚊火 涙露けし挽(ヒキ)わりの粥」(出典:俳諧・若みどり(1691))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android