祈む(読み)ノム

デジタル大辞泉 「祈む」の意味・読み・例文・類語

の・む【祈む】

[動マ四]頭を下げて祈る。
「かくなやまし苦しめ給ひし時に、―・みまをししく」〈・上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「祈む」の意味・読み・例文・類語

の・む【祈】

  1. 〘 他動詞 マ行四段活用 〙 祈る。頭を下げてこいねがう。
    1. [初出の実例]「不得免(まぬかるましきこと)を知(し)りて、叩頭(ノミ)て曰はく『我君(あかきみ)』といふ〈略〉〈叩頭(たたくかうへ)此をば迺務(ノム)と云ふ〉」(出典日本書紀(720)崇神一〇年九月(北野本訓))

祈むの補助注記

「祈る」と同義ではあるが、頭を下げる、ひれ伏すなどの動作主体とした語であると考えられる。

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