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叩頭 こうとうkou-tou; k`ou-t`ou

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

叩頭
こうとう
kou-tou; k`ou-t`ou

中国の礼の形式。ひざまずいて両手を地につけ,頭を地につける礼で,主として皇帝に謁見するときの臣下の礼。明朝でも行われたが,清朝では1度ひざまずくと3度頭を地につけ,これを3回繰返す三跪九 (さんききゅうこう) が通常行われるようになった。清朝中期以後の外国の使臣の謁見にもこれが強要され,乾隆 58 (1793) 年に北京を訪問したイギリス大使 G.マッカートニーは,初めこの礼を要求されたが拒否し,乾隆帝がマッカートニーの礼節ある態度を認めて特にこれを免じて謁見させた。嘉慶朝ではイギリス大使 W.アマーストがこれを拒否して退去するなど,しばしば外交問題にまで発展した。

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デジタル大辞泉の解説

こう‐とう【×叩頭】

[名](スル)《頭で地面をたたく意から》頭を地につけておじぎをすること。叩首。「叩頭してわびる」

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世界大百科事典 第2版の解説

こうとう【叩頭 kòu tóu】

中国古来の拝礼の一つ。〈叩頭〉は後漢のころから,古く《周礼(しゆらい)》に挙げられた〈九拝〉の一つ〈頓首〉と同義通用するようになったという。いわゆる〈拝〉は,立ったままする〈揖(ゆう)〉と異なり,基本的に頭・手・足をともに用いる跪拝のことで,〈頓首〉〈叩頭〉は,ひざまずいて両手を胸の前で重ねあわせ,頭額を急激に地面に叩きつけて行った。〈頓首〉は,古くは〈稽顙(けいそう)〉と呼ばれて凶拝であったことから,頭額を物に激突させて自殺するという中国特有の習俗を背景に生まれ,本来殉死の形態から喪礼に用いられる拝法として定着してきたものとみられる。

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大辞林 第三版の解説

こうとう【叩頭】

( 名 ) スル
〔頭で地を叩く意から〕
頭を地面にすりつけてお辞儀すること。叩首。 「或は合掌し、或は-し/象 潤一郎

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