老の波(読み)おいのなみ

精選版 日本国語大辞典 「老の波」の意味・読み・例文・類語

おい【老】 の 波(なみ)

  1. 年が寄って老齢に至ったのを、「よる」の縁で波にたとえた語。また、顔によるしわからの連想もある。おいなみ。
    1. [初出の実例]「おいのなみかひある浦に立ち出でてしほたるるあまを誰れかとがめむ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜上)

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