肌小袖(読み)はだこそで

精選版 日本国語大辞典 「肌小袖」の意味・読み・例文・類語

はだ‐こそで【肌小袖】

  1. 〘 名詞 〙 綿入小袖の下に着る袷(あわせ)の小袖。肌着の小袖。
    1. [初出の実例]「袴着あり。〈略〉紅梅の浮織物の二小袖、白織物のはだ小袖」(出典:竹むきが記(1349)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の肌小袖の言及

【下着】より

…明治時代にはこれらも和洋混交となり,男性はふんどしからさるまた,パンツ,ブリーフへ,女性は腰巻からズロース,パンティをはく習慣が定着した。上半身につける肌着は古くは上流階級の肌衣(はだぎぬ),肌小袖,汗とりがあったが,庶民は下衣(したごろも)と称した。上流階級はおもに白絹,庶民は麻で江戸時代には木綿を用いた。…

※「肌小袖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android