船屋村(読み)ふなやむら

日本歴史地名大系 「船屋村」の解説

船屋村
ふなやむら

[現在地名]西条市船屋

西条平野の東端磯浦いそうら山とよばれる丘陵が村の四分の三を占める。北はひうち灘に臨み、南西部は海岸低地。

慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)新居にい郡の項に「舟屋村 日損所」とあり、水田村。古くは舟屋と書き、天保(一八三〇―四四)頃から船屋の文字を用いた。「西条誌」によれば、天保一三年の田畑高二二六石六斗余、家数五六、人数二二七、船数一六艘、うち漁船三艘、余は三端帆より一一端帆まで、加子役三軒分。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android