蜂須賀村(読み)はちすかむら

日本歴史地名大系 「蜂須賀村」の解説

蜂須賀村
はちすかむら

[現在地名]美和町蜂須賀

東は丹波たんば村に接する。「寛文覚書」に戸数六三、人数三五五とある。「徇行記」によれば、概高一千九七石余のすべてが蔵入地。田は二五町五反余、畑は二六町五反六畝余の大村。ほかに領高外として五〇石の蓮華れんげ寺領があった。村柄を「頭百姓四、五戸アリ、其内蜂須賀孫左衛門トイヘル者、凡ソ高三百石ホトモ持ツトナリ、其余ハ皆細民ナリ、高ニ準シテハ戸口少ク鍬数九十丁ホトアリ、南麻績村丹波村アタリヨリ此村ノ田畝ヲ承佃ストナリ」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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