足洗水(読み)あしあらいみず

精選版 日本国語大辞典 「足洗水」の意味・読み・例文・類語

あしあらい‐みずあしあらひみづ【足洗水】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 足を洗うための水。
  3. 葬送のけがれを清める水。葬送から帰った会葬者が家に入るときに手足を洗う水をいう。
  4. 盆の精霊迎えで、先祖の霊が家に入るとき足を洗うようにと、庭に出しておく水。
    1. [初出の実例]「魂祭〈略〉席の傍に、足洗水とて、盥に水を汲置とぞ」(出典:諸国風俗問状答(19C前)伊勢国白子領風俗問状答)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android