近衛の使い(読み)このえのつかい

精選版 日本国語大辞典 「近衛の使い」の意味・読み・例文・類語

このえ【近衛】 の 使(つか)

  1. 平安時代賀茂祭大原野祭にあたり、左右近衛府より交互に差し遣わされた中将または少将。こんえの使い。
    1. [初出の実例]「祭の日の事ども、例の事なり。このゑのつかひは、太政大臣の孫の少将ぞかし」(出典:狭衣物語(1069‐77頃か)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android