鮑の煮貝(読み)あわびのにがい

日本の郷土料理がわかる辞典 「鮑の煮貝」の解説

あわびのにがい【鮑の煮貝】


山梨郷土料理で、あわびを丸のまましょうゆ仕立ての煮汁で煮たもの。かつて、海に面していない甲斐国(山梨)に運搬する際、保存のためあわびを煮てしょうゆ漬けにしたことがはじまりといわれる。◇単に「煮貝」ともいう。

出典 講談社日本の郷土料理がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android