鵜の真似をする烏(読み)ウノマネヲスルカラス

デジタル大辞泉 「鵜の真似をする烏」の意味・読み・例文・類語

真似まねをするからす

自分に姿が似ている鵜のまねをして水に入った烏がおぼれる意から》自分の能力をよく考えず、みだりに人まねをすると、必ず失敗するということのたとえ。烏が鵜の真似。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「鵜の真似をする烏」の解説

鵜の真似をする烏

烏が鵜のまねをして水に潜っても、魚をとれないばかりか溺れてしまうように、能力や身の程をわきまえずに人まねをする者、また、その結果、惨めな失敗をする者のたとえ。

[解説] 鵜は黒い水鳥で、潜水して魚を捕食します。烏も黒い羽ですが、「烏の行水」のたとえのとおり、わずかな間水を浴びることはあっても、水に潜ることはできません。

〔異形〕鵜の真似する烏は水を呑む

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