コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ESR ESR/いーえすあーるelectron spin resonance

知恵蔵の解説

ESR

電子スピン共鳴といい、EPR(Electron Paramagnetic Resonance:電子常磁性共鳴)とも呼ぶ。分光法の一種で、対を成さない不対電子を持つ遷移金属イオンや、ラジカルなどの構造や化学反応を調べる方法。電子や原子核にはスピンと呼ばれる自転のような性質があり、これが磁性のもとになって磁場に応答する。例えば強磁場中では、電子スピンが磁場に平行と反平行(逆方向)の2つのエネルギー状態に分裂し、その分布比は温度とエネルギー差に依存する。この2つの状態間のエネルギー差に相当するマイクロ波を当て、ESRでエネルギー差を観測すれば物質の同定が可能になる。また不対電子を持つ分子中に、水素原子など核スピンを持つ原子が存在すると、電子スピンのエネルギー差が変化する。その変化量から、分子の構造が推定できる。

(市村禎二郎 東京工業大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

デジタル大辞泉の解説

イー‐エス‐アール【ESR】[electron spin resonance]

electron spin resonance電子スピン共鳴

イー‐エス‐アール【ESR】[erythrocyte sedimentation rate]

erythrocyte sedimentation rate》⇒赤血球沈降速度

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ESR
イーエスアール

電子スピン共鳴」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内のESRの言及

【電子スピン共鳴】より

…物性測定のための磁気共鳴吸収法の一種で,ESRと略称する。電子常磁性共鳴と同義に使われる。…

※「ESR」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

ESRの関連キーワードerythrocyte sedimentation rateミュンヘン国際音楽コンクールスーパーインテリジェント触媒ヨーロッパ宇宙研究機構モクレン(木蓮∥木蘭)エレクトロスラグ溶解法ドイツ連邦共和国基本法ファン・デ・フルスト宇宙開発史(年表)ヨーロッパ宇宙機関宇宙政策(欧州の)プルーデンス政策SPring国際財務報告基準ドイツ連邦共和国ドイツ放送連盟フレゼンスボー常磁性共鳴吸収アルメニア語欧州宇宙機関

今日のキーワード

ムガベ大統領

1924年、英植民地の南ローデシア(現ジンバブエ)生まれ。解放闘争に参加し、80年にジンバブエを独立に導いた。同年から首相、87年から大統領として実権を握り続けた。2000年以降は白人農場主の農園を強...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

ESRの関連情報