Google+(読み)ぐーぐるぷらす(英語表記)Google+

知恵蔵 「Google+」の解説

Google+

2011年6月末に発表されたGoogle社のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。
Google+を利用するにはGoogleアカウントが必要で、ユーザー名には本名の使用を推奨している。また、現在は招待制だが、将来的には全ユーザーにサービスを提供する予定となっている。
Google+には、主に「サークル(Circle)」、「Sparks(スパークス)」、「ビデオチャットルーム」といった機能がある。従来のSNSが、友達や仲間を一くくりに扱っていたのに対し、「サークル」では、遊び仲間や家族、会社関係などといった、実生活と同じような個別グループが作成できる。サークルはそれぞれ独立しているため、各々のサークルに登録されたユーザー同士だけでの情報交換が可能となる。「Sparks」は、ユーザーの好みに合う動画や記事をウェブ上から自動的に抽出してくれる機能で、抽出された情報をサークル内のユーザーと共有することもできる。
「ビデオチャットルーム」では、サークル単位でのビデオチャットが無料で利用できる。参加ユーザーは最大10名で、YouTubeの同じ動画を見ながらチャットを楽しむこともできる。
Google+のユーザー数は、サービス開始から1カ月で2500万人となり、同様のサービスで先行するFacebookTwitterをしのぐ最速ペースでユーザー数を増やしている。
前述のユニークな機能によって、今後どれくらいユーザー数を増やしていくかが注目される。

(横田一輝  ICTディレクター / 2011年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

知恵蔵mini 「Google+」の解説

Google+

グーグル社が提供するSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。従来のSNSとは異なり、知り合いを友人、家族、仕事関係といった複数のグループに分け、グループを指定してメッセージのやり取りや写真、動画、ウェブコンテンツなどの共有を行うことができる。2011年6月に発表され、同年11月に提供が開始された。18年10月、ユーザー数の伸び悩みや最大50万人の個人情報漏えいの可能性があることなどから、19年8月に一般向けサービスを終了すると発表。企業向けサービスについては個人情報漏えいの恐れはなく、社内コミュニケーションツールとして活用されているため、提供を続けるとしている。

(2018-10-10)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

IT用語がわかる辞典 「Google+」の解説

グーグルプラス【Google+】

グーグルが提供するSNS。ユーザー同士が情報や画像を共有できる。「サークル」機能によって、友人・家族・仕事関係など、共有する相手を選ぶことができる。◇「グーグルプラスプロジェクト」の略。

出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報

パソコンで困ったときに開く本 「Google+」の解説

Google+

グーグルが運営しているソーシャルネットワーク・サービスです。知り合いを複数のグループに分け、投稿ごとに公開するグループを指定して、必要な人だけに投稿を届けることができます。
⇨ソーシャルネットワーク

出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本パソコンで困ったときに開く本について 情報

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