Google+(読み)ぐーぐるぷらす(英語表記)Google+

知恵蔵 「Google+」の解説

Google+

2011年6月末に発表されたGoogle社のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。
Google+を利用するにはGoogleアカウントが必要で、ユーザー名には本名の使用を推奨している。また、現在は招待制だが、将来的には全ユーザーにサービスを提供する予定となっている。
Google+には、主に「サークル(Circle)」、「Sparks(スパークス)」、「ビデオチャットルーム」といった機能がある。従来のSNSが、友達や仲間を一くくりに扱っていたのに対し、「サークル」では、遊び仲間や家族、会社関係などといった、実生活と同じような個別のグループが作成できる。サークルはそれぞれ独立しているため、各々のサークルに登録されたユーザー同士だけでの情報交換が可能となる。「Sparks」は、ユーザーの好みに合う動画や記事をウェブ上から自動的に抽出してくれる機能で、抽出された情報をサークル内のユーザーと共有することもできる。
「ビデオチャットルーム」では、サークル単位でのビデオチャットが無料で利用できる。参加ユーザーは最大10名で、YouTubeの同じ動画を見ながらチャットを楽しむこともできる。
Google+のユーザー数は、サービス開始から1カ月で2500万人となり、同様のサービスで先行するFacebookTwitterをしのぐ最速のペースでユーザー数を増やしている。
前述のユニークな機能によって、今後どれくらいユーザー数を増やしていくかが注目される。

(横田一輝  ICTディレクター / 2011年)


Google

検索エンジンサービスの大手。1998年、当時スタンフォード大学大学院生であったラリー・ペイジとサーゲイ・ブリンによって設立。「重要なページはそれだけたくさんのところから参照されている」という理論に基づく「ページランク」技術を使った検索システムの優秀さにより、後発でありながら、検索エンジンの世界でトップに上りつめた。ただしその影響力の大きさに比した説明及び情報公開の責任を果たしていないとして、近年批判の声も高まりつつある。業務の2割の時間を好きな研究に充てることを義務づける「20%ルール」と呼ばれるユニークな社則をもっており、そこから様々な新技術が生まれてくるのも特徴の1つ。全世界をカバーする、衛星写真を使った地図サービス「Google Earth」や、電子メールサービス「Gmail」など、新たな技術トレンドを続々と生み出している。

(斎藤幾郎 ライター / 西田宗千佳 フリージャーナリスト / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「Google+」の解説

Google

インターネットの代表的な検索エンジンのひとつ。ロボットと呼ばれるソフトウェアが世界中のWebサイトを巡回して、集めたデータを基に独自の計算を行い、検索結果の順序を決定している。この技術をPageRankといい、検索結果の的確さから多くのユーザーに利用されるようになった。現在は検索エンジンだけでなく、さまざまなWebサービスを提供するほか、携帯電話やOSといった分野にも進出している。{| border="1"|+Googleの主なサービス|-!名称!内容|-|Googleマップ|地図検索。地図や衛星写真、道路に沿った町並みの写真を表示できる|-|Googleドキュメント|ワープロ、表計算、プレゼンテーションソフトWebブラウザーで利用できる|-|Googleニュース|新聞社やWebメディアのニュースを一覧|-|YouTube|動画投稿サイト|-|Picasa|写真共有サイト。アプリケーションも配布している|-|Google Chrome|Webブラウザー。ChromeをベースにしたOSも開発している|-|Google日本語入力|Windows、Mac OS Xで利用できる日本語入力プログラム|}

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

知恵蔵mini 「Google+」の解説

Google+

米グーグル社が提供するSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。従来のSNSとは異なり、知り合いを友人、家族、仕事関係といった複数のグループに分け、グループを指定してメッセージのやり取りや写真、動画、ウェブコンテンツなどの共有を行うことができる。2011年6月に発表され、同年11月に提供が開始された。18年10月、ユーザー数の伸び悩みや最大50万人の個人情報漏えいの可能性があることなどから、19年8月に一般向けサービスを終了すると発表。企業向けサービスについては個人情報漏えいの恐れはなく、社内コミュニケーションツールとして活用されているため、提供を続けるとしている。

(2018-10-10)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

パソコンで困ったときに開く本 「Google+」の解説

Google

検索サイトのひとつで、同名の会社が運営しています。非常にシンプルな検索画面と高速な検索が特長です。また、独自の基準を採用し、検索結果が実際に役に立ちそうなものから表示されるのも特色です。
企業としてのグーグルは、地図検索やウェブメール(Gmail)といったサービス、ブラウザのChrome、スマートフォンやタブレット向けプラットフォームのAndroidなども提供しています。
⇨Android、Gmail、
プラットフォーム

Google+

グーグルが運営しているソーシャルネットワーク・サービスです。知り合いを複数のグループに分け、投稿ごとに公開するグループを指定して、必要な人だけに投稿を届けることができます。
⇨ソーシャルネットワーク

出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本パソコンで困ったときに開く本について 情報

IT用語がわかる辞典 「Google+」の解説

グーグルプラス【Google+】

グーグルが提供するSNS。ユーザー同士が情報や画像を共有できる。「サークル」機能によって、友人・家族・仕事関係など、共有する相手を選ぶことができる。◇「グーグルプラスプロジェクト」の略。

出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「Google+」の意味・わかりやすい解説

Google
ぐーぐる

グーグル

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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