知恵蔵 「Google+」の解説
Google+
Google+を利用するにはGoogleアカウントが必要で、ユーザー名には本名の使用を推奨している。また、現在は招待制だが、将来的には全ユーザーにサービスを提供する予定となっている。
Google+には、主に「サークル(Circle)」、「Sparks(スパークス)」、「ビデオチャットルーム」といった機能がある。従来のSNSが、友達や仲間を一くくりに扱っていたのに対し、「サークル」では、遊び仲間や家族、会社関係などといった、実生活と同じような個別のグループが作成できる。サークルはそれぞれ独立しているため、各々のサークルに登録されたユーザー同士だけでの情報交換が可能となる。「Sparks」は、ユーザーの好みに合う動画や記事をウェブ上から自動的に抽出してくれる機能で、抽出された情報をサークル内のユーザーと共有することもできる。
「ビデオチャットルーム」では、サークル単位でのビデオチャットが無料で利用できる。参加ユーザーは最大10名で、YouTubeの同じ動画を見ながらチャットを楽しむこともできる。
Google+のユーザー数は、サービス開始から1カ月で2500万人となり、同様のサービスで先行するFacebookやTwitterをしのぐ最速のペースでユーザー数を増やしている。
前述のユニークな機能によって、今後どれくらいユーザー数を増やしていくかが注目される。
(横田一輝 ICTディレクター / 2011年)
(斎藤幾郎 ライター / 西田宗千佳 フリージャーナリスト / 2007年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報