HⅡロケット(読み)エッチツーロケット

デジタル大辞泉 「HⅡロケット」の意味・読み・例文・類語

エッチツー‐ロケット【H-Ⅱロケット】

H-2 Launch Vehicle 「エッチロケット」とも》NASDAナスダ(現JAXAジャクサ)が開発した、液体酸素液体水素燃料とする国産の大型ロケット。高度3万6000キロメートルの静止軌道に重量2トン級の人工衛星を打ち上げる能力をもつ。平成6年(1994)の試験機1号を含めて5機の打ち上げに成功したが、平成11年(1999)8号機の打ち上げに失敗し、運用を終了。改良型にH-ⅡAロケットH-ⅡBロケットがある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android