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静止軌道 せいしきどうsynchronous orbit

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

静止軌道
せいしきどう
synchronous orbit

静止衛星をつくる軌道。人工衛星赤道上の高度約3万 5900kmのところに打上げ,円軌道を回るようにすると,その周期は 23時間 56分4秒となり,地球の回転周期と同じになる。そこで赤道の上空を西から東に回るようにすれば,地上からは1点に静止しているようにみえる。したがって,静止軌道上の衛星は通信や航行のために重要である。

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デジタル大辞泉の解説

せいし‐きどう〔‐キダウ〕【静止軌道】

人工衛星がとる軌道の一。地球の自転と同じ周期で公転する円軌道のこと。地上からは見かけ上、静止しているように見えるため、通信衛星気象衛星の軌道として利用される。GSO(geostationary orbit)。→静止衛星

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世界大百科事典 第2版の解説

せいしきどう【静止軌道 geostationary orbit】

その上を飛行する人工衛星の周期が地球自転周期と一致し,地上からはつねに静止しているように見える軌道。静止軌道上の物体は地球の自転と同じ角速度で地球を回る。静止軌道は赤道上空高度約3万6000kmの軌道で,地球の重力場が完全な中心力場,かつ他の外乱が存在しなければ,軌道離心率は0度(完全な円),また軌道傾斜角も0゜となり,静止軌道上の物体は地球に対して完全に静止する。このような人工衛星は静止衛星と呼ばれる。

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世界大百科事典内の静止軌道の言及

【人工衛星】より

… 楕円軌道(円軌道を含む)の軌道周期Tは,で与えられ,第一宇宙速度に対応するこの周期は約84分である。とくに周期Tが1日の円軌道を地球同期軌道geosynchronous orbitといい,その中で,軌道傾斜角0度の軌道を通常,静止軌道と呼んでいる(図2)。 人工衛星の軌道はこのように,その形状から,円軌道,(長)楕円軌道,放物線軌道,双曲線軌道に分類されるほか,軌道の高度や周期により,低高度軌道,静止軌道などと呼ばれることもある。…

※「静止軌道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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