引写(読み)ひきうつす

精選版 日本国語大辞典 「引写」の意味・読み・例文・類語

ひき‐うつ・す【引写】

〘他サ五(四)〙 他人書画文章などをそっくりそのまま書き写す。
開化殺人(1918)〈芥川龍之介〉「殆(ほとんど)原文調子をそっくりその儘(まま)、ひき写した」

ひき‐うつし【引写】

〘名〙 他人の文章などをそっくりそのまま書きうつすこと。また、その写したもの。
戯作三昧(1917)〈芥川龍之介〉四「八犬伝は、手もなく水滸伝の引写しぢゃげえせんか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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