戯作三昧(読み)ゲサクザンマイ

デジタル大辞泉 「戯作三昧」の意味・読み・例文・類語

げさくざんまい【戯作三昧】

芥川竜之介小説。大正6年(1917)発表戯作執筆にふける曲亭馬琴きょくていばきん主人公として、作者自身の芸術至上主義境地を示す歴史小説

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精選版 日本国語大辞典 「戯作三昧」の意味・読み・例文・類語

げさく‐ざんまい【戯作三昧】

  1. [ 1 ] 戯作するのに夢中になること。小説などを書くのに一心不乱になること。
    1. [初出の実例]「この感激を知らないものに、どうして戯作三昧の心境が味到されよう」(出典:戯作三昧(1917)〈芥川龍之介〉一五)
  2. [ 2 ] 小説。芥川龍之介作。大正六年(一九一七)発表。「馬琴日記抄」に取材。戯作三昧にふける馬琴に自己を写した、芥川の芸術至上主義の境地を示す歴史小説。

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