K―1(読み)K1/けーわん

知恵蔵 「K―1」の解説

K―1

フルコンタクト系空手団体・正道会館の石井和義館長が1993年に創設した打撃系格闘技イベント。「K」は空手、キックボクシング、カンフー、拳法などの立ち技系格闘技、あるいは格闘技そのものの頭文字を示す。基本的にはボクシンググローブを着用したキックボクシングだが、当初からテレビコンテンツとしての「わかりやすさ」を重視し、流血で試合を偶発的に止めてしまうひじ打ちを禁止。首相撲やクリンチによる膠着も極力避け、KOを発生しやすくした。ヘビー級トーナメントWORLD GPが最高峰。中量級のMAXが魔娑斗(まさと)の活躍などで人気を集めている。

(大野宏 朝日新聞記者 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android