M理論(読み)えむりろん/Mりろん(英語表記)M‐theory

知恵蔵 「M理論」の解説

M理論

超ひも理論には、ひもが輪ゴムのように閉じているか、開いたものもあるかなどの違いで5つの異なる考え方があるが、それらを1つの枠組みでとらえる理論時空の次元数は、従来の超ひも理論より1つ多い11次元とする。1990年代半ばに米国のE.ウィッテンらが考え出し、超ひも理論再評価のきっかけとなった。Mは、membrane(膜)やmother(母)、magic(魔法)、mystery(謎)などの頭文字といわれる。

(尾関章 朝日新聞記者 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android