輪ゴム(読み)ワゴム

精選版 日本国語大辞典 「輪ゴム」の意味・読み・例文・類語

わ‐ゴム【輪ゴム】

  1. 〘 名詞 〙 ( ゴムは[オランダ語] gom ) 輪の形にした細い紐(ひも)状のゴム。小さなものをたばねたり、包装した上にかけたりするのに用いる。ゴム輪
    1. [初出の実例]「しげやは手首に輪ゴムを二つ三つはめてゐる」(出典:鍵のかかる部屋(1954)〈三島由紀夫〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「輪ゴム」の意味・わかりやすい解説

輪ゴム (わゴム)

書類を束ねたり包みの口を押さえておくゴムの輪。ゴムバンドrubber bandともいう。1845年,ロンドンのゴム業者S.ペリーが考案し,書類や手紙の整理用として製造しはじめたといわれる。ペリーの製品は日本へも輸入され,それまでのこよりに代わって銀行で紙幣を束ねるのに使われた。1923年,自転車チューブの製造会社が輪ゴムの国産を開始した。最近は各種の粘着テープや袋の口を閉じるクリップ発達で,輪ゴムの用途はせばまりつつある。一般の事務用のほか,美容院でカーラーに髪を巻いてとめたりするのにも用いられる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む