細胞内の二本鎖RNAを分解する系.細胞にはRNAウイルスなどに対する防御システムとして二本鎖RNAを検出し,それを約23 bp のフラグメントに切断して不活化する系(リボヌクレアーゼRNaseやRNAヘリカーゼ(helicase)の複合体)が備わっている.この複合体は,切断したフラグメントを結合したままRNA依存性RNAポリメラーゼなどの助けを借りて増幅されることもある.切断フラグメント(約23 bp)を結合した複合体は,そのフラグメントに相補的な配列を有する一本鎖RNAの切断活性ももつようになる.この性質を利用して,実験的に特定のmRNAの発現を抑える試みが盛んになされている.すなわち,目的とするmRNAと同じ配列をもつ二本鎖RNA(約23 bp)を合成し,細胞に入れることによりmRNAを切断し,そのはたらきを抑えることができる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新