Uターン現象(読み)ユーターンげんしょう

百科事典マイペディア 「Uターン現象」の意味・わかりやすい解説

Uターン現象【ユーターンげんしょう】

大都市から地方への人口還流の一つで,地方から大都市へ移動した者が生れ故郷にもどる現象高度経済成長期後半に入った1970年ごろから大都市の過密化(過疎・過密)による環境悪化が顕在化し,大都市圏から農村への人口流出が目立つようになった。→Jターン現象

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

関連語 過疎

世界大百科事典(旧版)内のUターン現象の言及

【過疎・過密】より

…70年代には行政上の対策とは別に,環境を見直す発想が生まれてくる。それにともない農村側からは地方文化の見直しや〈田舎再建運動〉(島根県)などが提起され,また経済が安定成長期にはいったこともあって,都市から地方都市や農村へ人口が還流する〈Uターン現象〉もあらわれ,地域人口変動はようやく転換期を迎えた。これは,中央集権型の近代化から地域経済社会の発展に力点を移した,新たな近代化のはじまりとしてとらえることができる。…

※「Uターン現象」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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