BCH符号(読み)ビーシーエッチフゴウ

デジタル大辞泉 「BCH符号」の意味・読み・例文・類語

ビーシーエッチ‐ふごう〔‐フガウ〕【BCH符号】

Bose-Chaudhuri-Hocquenghem code》デジタルデータの送受信記憶媒体への書き込みの際に用いられる誤り訂正符号の一。特に複雑なアルゴリズムを必要とせず、小規模な論理回路で復号が可能。
[補説]BCHは考案者の名から。1959年にオッケンジェム(A.Hocquenghem)、1960年にボーズ(R.Bose)とチョドーリ(D.K.R.Chaudhuri)によりそれぞれ考案された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のBCH符号の言及

【符号化】より

…このように信頼性の高い通信を実現し,しかも,符号化率が通信容量に近い値をとる理想的な符号が,半世紀にわたり探究され続けたが,その試みの中からさまざまな実用的符号が発明された。発明者たちの名前を冠して呼ばれる〈BCH(Bose-Chaudhuri-Hocquenghem)符号〉,〈RS(Reed-Solomon)符号〉等の,現実によく用いられる誤り訂正符号の多くは,〈線形符号〉,その中でも,〈巡回符号〉と呼ばれるクラスに属する。 線形符号は,加減乗除の四則演算が定義された有限集合である〈有限体〉(〈ガロア体〉ともいう)のうえの線形計算を用いて導入される。…

※「BCH符号」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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