デジタル大辞泉
「岩株」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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がん‐しゅ【岩株】
- 〘 名詞 〙 貫入岩体の形態の一つ。地下の火成岩体の一部が地表に露出したもので、底盤頂上の凸出部に当たり、頂上平面積一〇〇平方キロメートル以下のものについていう。〔英和和英地学字彙(1914)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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岩株 (がんしゅ)
stock
火成岩の産状の一つ。深成岩や浅成貫入岩はさまざまな形で地表に露出するが,その露出規模が小さいものが岩株,大きいものがバソリスと呼ばれる。北米大陸では40平方マイル(約100km2)以下に対して用いられるが,日本ではさらに小規模な岩体に用いられることが多い。岩株はおもに同一系列のマグマが固結したものであるが,一部には2系列のマグマからなる複合体から構成されることもある。
執筆者:石原 舜三
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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岩株
① boss: stockと同様で,水平断面が円に近い形の貫入岩体[Hatch : 1888].フランス語のboseはこぶ,円丘のこと.
② stock: 小規模な底なしの貫入岩体で,おおよそ円筒形で相対的には大きな貫入岩体であるが,底盤よりも小さいものをいう.底盤から枝分れしたもの,底盤の頂上部が頭を出しているものなど不規則な形が多い.側壁は急傾斜で岩体は下に向って広がっている[片山ほか : 1970].デイリイは200km2以下の露出する小規模の底盤体に限った[渡辺編 : 1935].名称はドイツ語の床または家屋の階層の意味のStockwerkからきており,サクソン地方の錫鉱山で使われた語で,錫石(cassiterite)に鉱染された火成岩体を水平に採掘し,建物の階層に似ていることに由来する.
出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報
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岩株
がんしゅ
小形深成岩体の貫入形態の一種で、バソリスbatholith(底盤)の小形のもの(地表露出面積100平方キロメートル以下)。大部分は火成岩起源。地表面で円形に近いものはボスbossとよぶことがある。
[矢島敏彦]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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岩株
がんしゅ
stock
火成岩の産状の一つで,底盤より小規模の深成岩体。露出面積 100km2以下のもの。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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