出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…冷却材を兼ねた減速材に加圧した軽水を用い,低濃縮ウランもしくは若干のプルトニウムを混合したウランの酸化物を燃料として用いる原子炉をいう。冷却材に沸騰を許し,生成する水蒸気を直接利用する(直接サイクル)沸騰水型原子炉boiling water reactor(略称BWR)と,冷却材に沸騰を許さず炉心で高温になった水を蒸気発生器に導き,そこで別の水に熱を伝えて蒸気を発生させる(間接サイクル)加圧水型原子炉pressurized water reactor(略称PWR)とがある。人類が使いなれた水を主材料に使っていること,アメリカという大きな市場をもつ国で,ゼネラル・エレクトリック社とウェスティングハウス社という巨大電機メーカーが,加圧水型原子炉と沸騰水型原子炉という二つのやや異なる型式で競争しつつ実用化を目指したことにより急速に普及し,これが各国へも波及した。…
…蒸気発生器と一次系循環ポンプは1ループに各1基設置されている。 沸騰水型炉(BWR)発電所の場合,原子炉内で約72気圧,285℃の飽和蒸気が得られるので,これを直接に主蒸気管でタービン‐発電機に送り発電をする。タービン‐発電機,復水器,給水加熱器等,PWRの場合とほぼ同様な構成である。…
…この炉型の短所は,一次冷却材系統が高圧になること,100気圧を超える圧力にしても熱効率の悪いことである。(a)沸騰水型軽水炉(BWR) 冷却材を原子炉内で沸騰させ,その水蒸気を直接タービン発電機に送るなどして利用する型式の原子炉である。減速材も兼ねる冷却材は約70気圧に加圧された約278℃の水で,炉心の燃料棒の間を通っていくうちに沸騰して,一部は蒸気となって炉心上部の気水分離器を通って蒸気と水に分けられ,蒸気はさらに蒸気乾燥器を通って原子炉容器を出て蒸気タービンに送られる(図5-a)。…
※「BWR」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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