最新 地学事典 「裂罅水」の解説
れっかすい
裂罅水
fissure water
堅硬で緻密な岩盤,すなわち新生代以前等の古い堆積岩や火成岩・変成岩の内部に発達する不規則な開いた割れ目(亀裂やクラック)や,比較的規則的な節理および裂罅ゾーン状に発達した断層破砕帯中に保持され,または流動している地下水。地質構造的に透水性が高くなった部分に地下水が存在する場合は構造水(constitution water)と呼ぶ。洞窟状に拡大した部分の地下水は洞窟水(cavern water)で広義の裂罅水。これに対して未固結岩の粒子間の空隙を満たす水を地層水(stratum water)という。
執筆者:西嶋 輝之・長江 亮二
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

