コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

重水炉 じゅうすいろ heavy water reactor; HWR

4件 の用語解説(重水炉の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

重水炉
じゅうすいろ
heavy water reactor; HWR

減速材として重水 D2O を使う原子炉をいう。一次冷却材には重水を用いるものと,軽水を用いるものがある。重水は,普通の水よりも中性子を吸収する性質が弱いので,重水炉は天然ウランを燃料とすることができ,核燃料を有効に使える点で軽水炉より優れており,ウラン資源の豊富なカナダでは動力炉 (CANDU炉

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

重水炉

重水素と酸素を化合させた重水を利用する原子炉。普通の水を使う原子炉(軽水炉)と違い、濃縮していない天然ウランを燃料に使える。他方、排出するプルトニウムから核兵器をつくるのが容易になる。

(2015-05-01 朝日新聞 朝刊 1外報)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

じゅうすい‐ろ〔ヂユウスイ‐〕【重水炉】

減速材重水を用いる原子炉の総称。重水は軽水よりも中性子を吸収しにくいため燃料の利用効率が高く、天然ウランを濃縮せずに燃料として利用できる。HWR(heavy water reactor)。→軽水炉黒鉛炉
[補説]カナダで開発されたCANDU炉(重水減速重水冷却圧力管型炉)が同国およびインド・中国・ルーマニアなどで導入されている。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

じゅうすいろ【重水炉】

中性子の減速のために(場合によっては炉心の冷却のためにも)重水を用いた原子炉。天然ウランを核燃料にすることができる。 HWR 。 → 軽水炉

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の重水炉の言及

【原子力】より

…また,サバンナ・リバーのプルトニウム生産炉で用いられた重水減速冷却型の考え方は,初期のころ研究用原子炉として各国で研究された。重水は,普通の水とちがって中性子を吸収する性質が弱いので,重水炉では天然ウランを用いることができる。しかし,高価な重水の損失を低減するため,減速材,冷却材としての重水をそれぞれ区分し,冷却材流路を圧力管型とする原子炉がカナダで開発され,いわゆるCANDU炉の原型となった。…

【原子炉】より

… 使用材料による分類もよく行われる。燃料による分類としては天然ウラン炉,濃縮ウラン炉,減速材による分類としては黒鉛炉,重水炉,軽水炉,ベリリウム炉など,冷却材による分類としてはガス冷却炉,水冷却炉,ナトリウム冷却炉などがある。軽水減速軽水冷却炉はしばしば軽水炉と呼ばれるが,これには冷却水に圧力をかけ沸騰するのをおさえつつ高温水を得る加圧水冷却型と,炉心で沸騰を許して原子炉容器から蒸気を取り出す沸騰水冷却型とがある。…

※「重水炉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

重水炉の関連キーワード遅発中性子熱中性子炉反中性子高速中性子遅延中性子中性子線光中性子遅い中性子中性子脆化速い中性子

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

重水炉の関連情報