Cyrix

ASCII.jpデジタル用語辞典 「Cyrix」の解説

Cyrix

Intel x86互換マイクロプロセッサーベンダーの1つ。当初Cyrixは、x86用のコストパフォーマンスの高い浮動小数点コプロセッサーを開発することでメジャーになった。その後、Intelの386や486と互換性のあるプロセッサーを開発していった。Pentium互換プロセッサーとしては、既存のx86用コードをより高速に実行できるとするスーパースケーラ・マイクロプロセッサーとして、6x86や6x86MX、M IIを開発している。また、メモリーコントローラやグラフィックス回路、Host-PCIブリッジなど、周辺回路をプロセッサーに統合したMediaGXというプロセッサーもラインアップしていた。1997年にCyrixは、半導体メーカーであるNational Semiconductorに吸収合併され、さらに1999年には、チップセット開発で知られるVIA Technologiesへ売却されてしまった。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android