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互換性 ゴカンセイ

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

互換性

ある製品やデータを別のものに置き換えても問題なく使える、という意味の言葉。たとえば「A社のパソコンとB社のパソコンは、互換性がある」といった場合は、A社のパソコンとB社のパソコンで、同じ周辺機器ソフトウェアを利用できる、という意味になる。データの場合は、あるアプリケーションで作成したファイルを別のアプリケーションでも利用できることを「互換性がある」という。製品のバージョンアップなどで機能が向上した場合、旧バージョンと同じ周辺機器やソフトウェアが利用できることを「上位互換性がある」ということもある。また、新製品には対応している機器やソフトウェアが旧製品では使えない場合は、「下位互換性がない」などという。

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パソコンで困ったときに開く本の解説

互換性

取り換えが利くことです。例えば、あるメーカーハードディスクを別のメーカーのものと取り換えても問題なく使える場合、両者は「互換性がある」ということになります。あるいは、ソフトAで作ったデータを別のソフトBで読み込んで使える場合、AとBは「データに互換性がある」といいます。また、ウィンドウズパソコンで標準的なインテルCPUの代わりに使える、AMDアスロンのような他社製CPUを「互換CPU」と呼びます。
⇨AMD、CPU、インテル

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デジタル大辞泉の解説

ごかん‐せい〔ゴクワン‐〕【互換性】

他のもの、特に他の機械部品と交換できること。「互換性のあるレンズ」
compatibility》コンピューターの異なる機種間で、ハードウエアソフトウエアを修正なしに使用できること。異なるアプリケーションソフトでファイルなどを共通して利用できることも意味する。
[補説]上位の製品で下位の製品のデータを扱えることを上位互換、下位の製品で上位の製品のデータが扱えることを下位互換という。

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大辞林 第三版の解説

ごかんせい【互換性】

他のもの、特に他の機械部品などと取り換え可能であること。
コンピューターのプログラムを変更することなく他のコンピューターで実行できること。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

互換性
ごかんせい

機械や器具などの部分品で多く使用されるものは、その形状、寸法が規格統一されており、機能の同じものは互いに容易に交換できるようになっていることをいう。たとえば蛍光灯は、ワット数が同じであれば、その形状、寸法は、どのメーカーのものでも同じにできている。そのため、不良になったときには、どのメーカーのものでもただちに交換して取り付けることができる。
 18世紀の末、アメリカのホイットニーは、銃器の生産に互換式を取り入れた。続いてコルトは、連発拳銃(けんじゅう)の生産に互換式製造法を応用し、部品寸法の標準化を行った。この方法を取り入れたことで拳銃の大量生産が可能となり、同時にその性能も向上した。互換式生産はその後アメリカで広まり、大量生産の端を開いた。同じく19世紀の中ごろ、イギリスのウィットワースJoseph Whitworth(1803―87)は標準ねじを提案し、続いてアメリカの技術者セラーズもねじの寸法を統一する案を示した。かくして、ねじは寸法が統一され互換性をもつようになった。現在では自動車用部品をはじめ、工業製品の多くの部分、家庭用器具に至るまで互換性のあるものが多く使用されている。互換性は大量生産に都合がよいばかりでなく、品質の向上、コストの低減にも役だち、使用者にとっても利点が多い。[中山秀太郎]

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