FDMハイアラーキ(読み)エフディーエムハイアラーキ(その他表記)FDM hierarchy

改訂新版 世界大百科事典 「FDMハイアラーキ」の意味・わかりやすい解説

FDMハイアラーキ (エフディーエムハイアラーキ)
FDM hierarchy

周波数分割多重通信FDM)において,多重度が多い場合には群変調が用いられ,さらにいくつかの群をまとめて群変調を繰り返すことも行われる。この多重化の階層構成をFDMハイアラーキという。例えば日本の公衆電話網においては,12通話チャンネルをまとめて基礎群とし,基礎群を5群まとめて基礎超群,さらに基礎超群を5群まとめて基礎主群,基礎主群を3群まとめて基礎超主群と呼んでいる。したがって,これらの群はおのおの12,60,300,900チャンネルの通話路を含むことになる。
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世界大百科事典(旧版)内のFDMハイアラーキの言及

【多重変換装置】より

…周波数分割多重通信において,多重度が大きい場合には群変調が用いられ,さらにいくつかの群をまとめて群変調を繰り返すことが行われる。この多重化の階層構成をFDMハイアラーキという。多重変換装置は,このハイアラーキに従って群変調を行う装置である。…

※「FDMハイアラーキ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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