FFT(読み)エフエフティー(その他表記)fast Fourier transformation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「FFT」の意味・わかりやすい解説

FFT
エフエフティー
fast Fourier transformation

「高速フーリエ変換」の略で,コンピュータを用いて離散的データフーリエ変換を高速に行うアルゴリズムをいう。 C.G.クーリーと J.W.ツカーによって初めて能率のよい手法が考案された (1965) 。 FFTのプログラムは,通常 2n 個のデータを入力としている。最近はこのアルゴリズムがハードウエア化されて市販されるようになっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のFFTの言及

【高速フーリエ変換】より

…FFTともいう。周期関数は正弦波ならびに余弦波の重ね合せで表すことができる。…

※「FFT」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む