事典 日本の地域遺産 「FUJIC」の解説
FUJIC
「情報処理技術遺産」指定の地域遺産。
富士写真フイルム(現・富士フイルム)の岡崎文次によって、レンズの設計計算に7年をかけて開発され、1956(昭和31)年完成。我が国で初めて稼働した電子計算機である。遺産は計算機本体、水銀遅延線記憶装置、記憶監視装置、既存のタイプライタを改造した出力装置の4点からなる
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報
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…前者によるコンピューターに57年開発の武蔵野I号,後者に56年開発のETL・マークIII,57年完成のETL・マークIVがある。また,すでに技術の確立していた真空管を回路素子に使ったコンピューターに,富士写真フイルムの岡崎文次が56年に完成したFUJICがある。これは日本最初の実用機で,記憶装置に水銀の遅延回路を使い,二極管500本,その他の真空管1200本で回路が構成された。…
※「FUJIC」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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