ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「GGオイル」の意味・わかりやすい解説 GGオイルジージーオイルgovernment to government oil 政府間取引原油。政府間の取り決めに基づいて取り引きされるが,一般に経済協力,技術協力,援助といった経済以外の要素を含む場合が多い。かつては国際石油資本(メジャーズ)による原油取引が主流であったが,産油国の産油部門への事業参加や国有化により産油国が原油に対する処理権を確保し,直接原油取引(DD取引)が行なわれるようになったことと(→DDオイル),2度の石油危機を通じ安定した原油供給の確保が消費国の懸案であった時代背景などもあり,GG取引は増加した。しかしその後は原油の供給過剰に伴い,価格,取引量が硬直的であるなどの理由で減少した。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by