デジタル大辞泉 「Googleバズ」の意味・読み・例文・類語 グーグル‐バズ(Google Buzz) 《buzzは、ぶつぶつしゃべる、つぶやくの意》米国グーグル社が提供していたソーシャルネットワークサービス(SNS)の一。2011年、Google+にサービスを一本化して終了した。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
知恵蔵 「Googleバズ」の解説 Googleバズ Googleバズは、Googleの提供するフリーのメールアカウント「Gmail」に付加されたリアルタイム・ウェブのサービス。2010年2月から開始されたこのサービスでは、Twitterのように短い文章を「つぶやく」こと(Googleバズでは「buzz」という)ができるようになる他、Twitter単体では不可能だった、写真や動画といったマルチメディアデータも投稿の対象としている点に特徴がある。Googleがこのサービス提供に踏み切ったのは、世界的に広がりを見せているTwitterに対抗する手段であると考えられる。 Twitterがそうであるように、Googleバズも基本的に「プロフィール表示型」のサービスである。Googleバズを利用しようとするユーザーはGoogleに対して自らのプロフィールの公開が求められる。この際、本名の代わりにハンドルネームを使用することも可能だが、有名人などは実名での登録を行い、情報発信元を明らかにした状態でサービスを利用する傾向が強い。 Googleバズはモバイル用も提供されており、こちらではユーザーの所在地近くの地図を表示させることが可能だ。同じ地図上の任意のポイントには、その地点に関連するbuzzが表示されるようになる。 Googleでは、Twitterがそれで成功を収めたように、GoogleバズのAPIを公開し、ユーザーに任意のアプリケーションを作成してもらおうとしている。機能的にはTwitterを大きくしのぐが、先行するTwitterをどれだけ追うことができるか、注目されている。 なお、Gmailは本来Googleバズのようなサービスを追加することを想定しておらず、しかもプロバイダのメールアカウントと同等以上の機能を持つことをユーザーにアピールしていた。このため、「プロフィール」に本名を登録していたユーザーも多く、こうしたユーザーが何も考えずにGoogleバズを追加した結果、個人情報が外部に漏れてしまうという問題が起きた。この問題は皮肉にもライバルTwitterのネットワークで喧伝(けんでん)され、Googleではユーザーに対し、Googleバズを利用する場合にはプロフィールに本名を用いるかどうかを、よく考えるようにと促すようになっている。 (高安正明 ITライター / 2010年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by