Io-Th法(読み)イオニウムトリウムほう

最新 地学事典 「Io-Th法」の解説

イオニウムトリウムほう
Io-Th法

ionium-thorium method

Th同位体の230Th(Io)と232Thを用いる深海底土の年代測定法。E.Picciotto et al.(1956)により提案され,E.D.Goldberg et al.(1958)が発展させた。方法は,半減期1.4×1010年の自然放射性同位体232Thと238Uの壊変系列に属する半減期8×104年のIoの二つの同位体が,同時に海水から海底土に移行することに基づく。海底土に接する海水中のIo-Th比が求める期間中一定であれば,海底土の各層の年代(t)は,表層のIo-Th比(R0),各層のIo-Th比(R),Ioの壊変定数(λ)から,放射壊変の式(1)を用いて決定される。さらに海底土の深さをZ,堆積速度をSとすれば式(2)となり,Rの鉛直分布から平均堆積速度Sを求めることができる。
 R=R0e-λt ………(1)
 R=R0e-λ/S・Z ………(2)

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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