20世紀西洋人名事典 「J.デ・レーケ」の解説
J. デ・レーケ
Johannis De Rijke
1842 - 1913
オランダの土木技術者。
土木請負業者を父に持ち、少年時代に土木業をおぼえ、のちアムステルダムの運河会社の上級技師になる。ファン・ドールンに認められ、1873年他の3人の技師と来日する。大阪港などの測量調査を行い、淀川改修計画などを指導監督する。日本で始めての西洋式下水道である東京都神田地区の下水道設計を行った。30年間にわたり日本に滞在し、多くの著作、報告書を残した。日本の河川砂防技術の基礎をきづいた人物である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報