20世紀西洋人名事典 「J.トルンカ」の解説
J. トルンカ
Jiři Trnka
1912.2.24 - 1969.12.30
チェコスロバキアの人形アニメーション作家,挿絵画家。
ボヘミア生まれ。
人形アニメの巨匠として知られ、セル、切り紙、その他素材は多岐にわたり技術は世界第一級である。初め「セル・アニメ」を製作、「贈り物」(1946年)では斬新なグラフィック・アートを用い米国のS.ボサストーに影響を与える。次第に人形アニメに移行、東洋的幽玄美の「支那の皇帝の鴬」(’48年)、風刺的な「シュベイク二等兵」シリーズ(’51〜55年)、華麗な「真夏の夜の夢」(’59年)等逸品ぞろいである。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報