20世紀西洋人名事典 「J.ラドン」の解説
J. ラドン
Johann Radon
1887.12.16 - 1956.5.25
オーストリアの数学者。
元・ウィーン大学教授。
ヘーチェン生まれ。
1905年ウィーン大学に入学。’15年同大学教授となり、以後、ハンブルク、グライフスワルド、エルランゲンなどを経て、’28年ブレスラウ大学教授。その後、再び母校ウィーン大学に戻り、教授を務め生涯その地位にあった。この間、’10年に変分学研究で学位を取得し、さらに幾何学・解析学・物理学への関連研究、なかでもラドン曲線の決定、相対論の数理的問題について研究を行う。また、ラドン積分、ラドン・ニコディムの定理を提唱したことでも名を知られる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報