JR北海道をめぐる事件

共同通信ニュース用語解説 「JR北海道をめぐる事件」の解説

JR北海道をめぐる事件

北海道七飯町の函館線大沼駅で2013年9月19日、貨物列車が脱線し、おざなりな保線業務によるレール異常放置が原因に浮上した(業務上過失往来危険容疑)。隠蔽いんぺいのため地元の大沼保線管理室が検査数値改ざんし、本社の工務部を経由して国土交通省に報告されたとされる(鉄道事業法違反〈虚偽報告〉容疑)。改ざんされた数値は運輸安全委員会にも報告されたとされる(運輸安全委員会設置法違反〈虚偽報告〉容疑)。函館保線管理室(函館市)も別の現場の数値を改ざん、国交省による特別保安監査時に示したとされる(鉄道事業法違反〈検査忌避・虚偽陳述〉容疑)。11年5月27日に占冠村の石勝線のトンネル内で79人が負傷した特急脱線火災事故は業務上過失傷害容疑で捜査が続く。

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