最新 地学事典 「LAB」の解説
エルエービー
LAB
Lithosphere-asthenosphere boundaryの略。地球表層の固いリソスフェアと,その直下の流動性に富む柔らかいアセノスフェアとの境界。プレート(リソスフェア)の底面に相当する。一般に強度の違いによる力学的境界として定義される。熱的境界やレオロジー境界など,物理的・物性的特徴等の境界として定義されることもある。LABの深さは,海洋域では海底年代に応じて変化し最大100km程度,大陸域では100〜250km程度である。地震波の変換波や反射波の観測等から,海洋下のLABは比較的シャープな境界面として検出される地域が多く,グーテンベルグ不連続面と呼ばれることもある。大陸下のLABは海域に比べて不明瞭な場合が多い。
執筆者:吉澤 和範・竹内 希
参照項目:ウィーヘルト・グーテンベルグ不連続面
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

