最新 地学事典 「La-Ce法」の解説
ランタンセリウムほう
La-Ce法
lanthanum-cerium method
138Laが壊変定数λβ=2.7×10-12/年で138Ceにβ-壊変することを用いた年代測定法。T.Tanaka et al.(1982)により実用化された。原理はRb-Sr法と同じ。月の岩石・隕石,地球上の古い岩石・鉱物に適用されている。壊変定数も正確には求まっておらず,年代測定だけについての使いやすさはSm-Nd法に及ぼないが,Sm-Nd法と組み合わせてマグマ源のREE存在度パターンを推定したり,Ceの存在度異常を示す試料の成因を論じるのに重用される。138Ce/142Ce比は,87Sr/86Sr比と同じく地質学的トレーサーとして用いられる。
執筆者:田中 剛
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

