世界大百科事典(旧版)内のMahārājādhirājaの言及
【チャンドラグプタ[1世]】より
…生没年不詳。マガダ地方の一小君主から身を興し,マハーラージャーディラージャMahārājādhirāja(諸王中の大王)と称してパータリプトラを首都に定め,今日のアラーハーバードあたりまで勢力を伸張した。ブッダ時代の名家リッチャビ家の娘クマーラデービーとの結婚は政治権力増大にあずかって力があったとされ,王朝の金貨に王と王妃の像が印されている。…
【ラージャ】より
…インドで最初に帝国を建設したマウリヤ朝の王の称号もラージャである。つづく時代に北西インドに侵入したギリシア系・中央アジア系の民族の諸王は,マハーラージャmahārāja(〈大王〉の意),ラージャーディラージャrājādhirāja(〈王中の統王〉の意)などの称号を用い,グプタ朝の王はマハーラージャーディラージャmahārājādhirāja(〈大王中の統王〉の意)という称号を用いている。これらの称号が,その後のインドの王によって用いられた。…
※「Mahārājādhirāja」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」