MDF(読み)エムディーエフ

化学辞典 第2版 「MDF」の解説

MDF
エムディエフ

medium density fiberboardsの略称木材を機械的に繊維状にほぐした(解維した)ものに接着剤を加えて成形したのち,加圧・加熱して製造されるファイバーボードなかで,密度が400~800 kg m-3 のもの.密度がより大きなものを硬質繊維板(ハードボード),より小さいものを軟質繊維板(インシュレーションボード)という.おもに壁材として用いられ,世界的に生産量が増大している.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のMDFの言及

【ファイバーボード】より

…セミハードボードは,加工しやすく,木口面が平滑なので,家具材料として関心が高まっている。とくに乾式法による厚めの製品は中比重ファイバーボード(MDF)と呼ばれ注目されている。インシュレーションファイバーボードは,湿式法でフォーミングされたマットを熱圧せずにそのまま乾燥したもので,断熱性と吸音性をもつ材料としておもに建築に用いられている。…

※「MDF」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む