MIセンサー(読み)エムアイセンサー

最新 地学事典 「MIセンサー」の解説

エムアイセンサー
MIセンサー

magneto-impedance effect sensor

アモルファス磁性体の磁気インピーダンス(MI)効果を利用した磁気センサー。溶融状態の強磁性合金を急速に冷却する過程で高速で引き延ばすことによって,直径数十ミクロン以下の細いワイアに加工される。これに高周波電流を流すと電流は表皮効果によってワイア表面付近だけに流れるが,透磁率が外部磁場に応じて変化して電流の流れる断面積も変化するため,ワイアの電気インピーダンスが外部磁場の関数となる。これを磁気インピーダンス効果と呼び,小型で高感度・低消費電力の磁力計に利用される。これまで広く使われてきたフラックスゲート磁力計よりも高感度・広帯域の磁力計として海底電磁探査などに用いられるほか,携帯電話の方位センサーなどにも使われている。感度は0.01nT程度で,周波数帯域は直流から100kHz程度である。ワイアに流す電流の周波数をギガヘルツにまで上げて,ワイア表面の電子スピンの回転を利用するGSR(Gigahertz Spin Rotation)センサーも開発されており,超伝導磁力計が使われている分野への適用も期待される。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

《モスクワに遠征したナポレオンが、冬の寒さと雪が原因で敗れたところから》冬の厳しい寒さをいう語。また、寒くて厳しい冬のこと。「冬将軍の訪れ」《季 冬》...

冬将軍の用語解説を読む