知恵蔵 「MR材料」の解説 MR材料 磁場を加えるとその方向に電気抵抗率が変化する材料。超高密度記録媒体の磁気ヘッド素子として実用化された。特にスピンバルブ磁気ヘッドは反強磁性体/ソフト磁性相1/銅/ソフト磁性相2の多層膜構造を有し、低磁界で駆動する。従来の誘導型ヘッドが磁束の時間的変化を検出するのに対し、MRヘッドは磁束そのものを検出するので、出力が磁気ディスクの回転速度に依存せず、高い再生出力が得られる。 (岡田益男 東北大学教授 / 2007年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by