OLE(読み)オーレ

デジタル大辞泉 「OLE」の意味・読み・例文・類語

オーレ【OLE】[object linking and embedding]

object linking and embeddingコンピューターで、文書中に他のアプリケーションで作成した図表など(object)を埋め込むためのウインドウズ規格複数のアプリケーションソフト間でデータ交換連携を実現できる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ASCII.jpデジタル用語辞典 「OLE」の解説

OLE

Windowsのアプリケーション間の連携技術で、データの埋め込みとリンクを実現する。たとえば、この技術を利用すると、表計算ソフトで作成したグラフワープロ・ソフトで作成した文書に貼り付けられる。これを埋め込みと呼ぶ。このとき、ワープロ・ソフトに貼り付けたグラフは、表計算ソフトの機能を呼び出して表示されるため、ワープロ・ソフトがグラフのデータ形式に対応している必要はない。また、表計算ソフトでデータを更新すると、ワープロ・ソフト上のグラフも自動的に更新される。これをリンクと呼ぶ。OLEでは、ほかソフトウェアの機能を呼び出すソフトウェアをコンテナーと呼び、呼び出されるソフトウェアをサーバーと呼ぶ。サーバーのうち単体では起動できず、ほかのソフトウェアから呼び出すことで機能するソフトウェアをOLEコントロールと呼ぶ。現在は、OLEの概念ActiveXに取り込まれており、OLEコントロールも、ActiveXコントロールと呼ばれるようになっている。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android