事典 日本の大学ブランド商品 の解説
OneCellピッキング装置
大阪府立大学(大阪府堺市中区)の大学ブランド。
新薬の候補となる物質を効率的に探し出す機械。理学系研究科・藤井郁雄教授が、神戸大学の近藤昭彦教授や大阪大学の黒田俊一准教授、アズワン株式会社(大阪市西区)と共同で開発した。25万穴の微細加工を施したマイクロウェルチャンバー上に蒔かれた細胞が発する蛍光を、高感度・高速スキャンニングし、次に各細胞の蛍光強度を解析しヒストグラムを作成。さらに解析に適した蛍光強度の細胞を自動で回収する。目的に応じて回収条件の設定が可能である。短時間で目的の単一細胞を回収できることから、さまざまな用途、研究に応用できる。
(注)記載内容は事典編集当時(2010年2月)のものです。内容・価格等はその後に変更になった場合もあります。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の大学ブランド商品」事典 日本の大学ブランド商品について 情報