20世紀西洋人名事典 「P.レオトー」の解説
P. レオトー
Paul Léautaud
1872.1.18 - 1956.2.22
フランスの小説家,批評家,日記作者。
パリ生まれ。
別名Maurice〉 ボアサール〈Boissard。
1902年自伝的な中編小説「小さな友」で文壇デビューするが、’08年劇評執筆をきっかけに’40年まで出版社メルキュール・ド・フランスに勤務。以後小説の筆を折り、「メルキュール・ド・フランス」誌などに劇評連載、コラムも担当する。’54年以来彼の死後(’66年)まで刊行された「文学日記」は彼の文壇生活の詳細な記録で、19世紀末から20世紀前半に及ぶフランス文壇裏面史となっている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報