S字状星雲(読み)えすじじょうせいうん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「S字状星雲」の意味・わかりやすい解説

S字状星雲
えすじじょうせいうん

暗黒星雲の名。星図ではへびつかい座の右足先にあたるθ(シータ)星の近くにあり、天の川の光を背景に、小さなSの字形にくっきりと浮かび上がって見える。見かけの大きさは月より少し小さい20分角だが、距離の推定が不確かなため実際の直径ははっきりとは求められていない。暗黒星雲は分子ガスと微細な固体粒子を含む極低温の雲で、固体粒子が背後の星の光を遮るために黒く見えるのである。へびつかい座は天の川銀河の中心方向に近く、このほかにも大小さまざまの暗黒星雲が天の川を背景に無数に入り乱れている。

[海部宣男 2017年4月18日]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

二十四節気の一つで,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) として四季の中央におかれた中気。元来,春分は太陰太陽暦の2月中 (2月後半) のことで,太陽の黄経が0°に達した日 (太陽暦の3月 2...

春分の用語解説を読む